せっけんのこと その②
『せっけんのこと その①』 を書いて 続けて更新していこうという気(^^;)はあったのですが・・・ 遅くなりましたが続編です
今日は 『ご使用について』 です
手作りせっけんはせっけんとして使えるようになるまでに およそ1ヶ月かかります
水と油と苛性ソーダを混ぜ合わせ じんわりと化学反応をおこして 1ヵ月後にやっと『せっけん』として使用できるようになります
できあがったせっけんは そのまま置くことによって じっくりとどんどん
『熟成』されていきます
置けばおくほどせっけんの中に含まれる『
水分』が飛んで いい感じに締まります。泡立ちもいっそうよく、きめの細かい泡になり、溶けくずれもしにくくなってきます
石けんの持つ特性などはオイルなどの材料によって決まるので 変わりはないのですが、
”
使い心地”、”
石けんの持ち” は置けば置くほどいい感じになっていきます
ただ、せっけんは生き物・・・
温度の高い所や湿気の多い所 に置けば
保湿成分である『
グリセリン』が空気中の水分を引き寄せベタベタと溶け出します (お風呂場での放置や夏の暑いところでの保管は このようなことになります)
色のある石鹸をそのまま放置すると 水分と一緒に蒸発してしまい、色が薄くなったり色が抜けていってしまいます
でも、このようなことになっても見た目が変化するだけで 石けん自体は問題なくご使用できます
もしも すぐに石鹸をお使いにならないときは 湿気の多い場所での保管を避けて、できるなら 木箱や缶の中に乾燥剤(海苔についている乾燥剤を干して再利用)と一緒に保管していただければ 熟成させつつ、色のものはきれいな色のまま でご使用いただけると思います
長く熟成されればされるほど 使い心地がよいせっけんにはなるのですが
保管が悪いと色が茶色く変色してしまったり、変な匂いがしたりします そうなってしまったら手洗い用やお掃除用に回していただくことをおすすめします・・・
おおよそ 一年を目安で使い切っていただくのがベストだと思います
ごちゃごちゃ書いてしまいましたが
どのようにお使いいただいても 問題は無いと思いますが
一つの石鹸を
よりいい状態でながーくお使いいただければ・・・と思い ご紹介されていただきました
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